ヤバくない!20代新卒が次を決めずに退職するときのオススメ解決策
退職を考えた時、まずは「次の転職先をどうしようか」と考えますよね。
それ、ストップ!です。
もちろん、生活をしていくにはお金が必要なので働くことは必須です。
しかしながら、こういった場合「早く辞めたい」という気持ちが先行してしまい
次の仕事でも同じような原因で悩んでしまうというケースが後を絶ちません。
そこで今回の記事では、「ヤバくない!20代新卒が次を決めずに退職するときのオススメ解決策 」をお届けいたします。
リスクと天秤にかけていく必要がありますが、この記事では次を決めずに退職することが「ヤバくない!」理由とリスクを解決する策をお伝えします。
退職したら即転職という固定観念を無くしましょう。
- なぜ、次を決めずに退職するのがヤバくないのか?
- 20代新卒が次を決めずに退職するメリット3選
- 20代新卒が次を決めずに退職するデメリット3選
- 20代新卒が次を決めずに退職するときのオススメ解決策
- まとめ
なぜ、次を決めずに退職するのがヤバくないのか?
第二新卒は転職市場で有利だから
日本は超少子高齢社会です。労働力が不足している現状はなんとなく認識している人も多いのではないでしょうか。
更に日本の会社は、約368万社あると言われています。(総務統計局調べ,2023)
そんな中で、第二新卒という貴重な人材が職を見つけることは難しくありません。
もちろん、理想や条件がある中で「なんでもいい訳じゃないんだよ!」という意見もあると思いますが、これくらいの心意気でキャリアと向き合っていいのではと思います。
一度、退職後にブランクがあるからといって大きな問題にはなりません。
空白期間の有無が問題ではないから
退職した後にすぐに転職したから良い、退職した後にブランクがあるから悪い…という時代でもありません。
大切なのは、「何を考え、何がしたくて、どう行動したのか」です。
空白期間を気にして、焦った転職活動をするくらいなら時間と金銭の許す限り、
じっくりと自分のキャリアと向き合うべきだと思います。
多少リスクはあったとしても、それだけの価値が第二新卒の転職活動にはあると筆者は思います。
20代新卒が次を決めずに退職するメリット3選
1.じっくり次のキャリアを考えられる
多くの新卒20代は、平日5日×8時間ほど働いており残業もあったりと忙しい毎日を過ごしているのでは無いでしょうか。 家に帰って、食事・入浴・睡眠をするだけでも精一杯で転職サイトを見る元気も無い。 急に自己分析なんていわれても自分が分からなくなってきた…。 というような状態に陥りがちです。
そんな状態で転職活動をするのは、質の良い転職活動とは言えません。
下手すると、前よりも辛い環境に身を置くことになるかもしれません。
そんなリスクより、時間をたっぷりとって存分に自分と向き合い、 大学時代とは違って一度社会に出た経験のある自分として就職活動にフルコミットすることができるメリットがあります。
インターンやアルバイト等もできますし、様々な角度から丁寧に自分と向き合ってみましょう。
2.時間的余裕ができる
社会人生活はとにかく時間が足りないですよね…。 筆者も、自分で自分のことを「限界OL」と自虐しながら 疲労のあまりメイクを落とさず寝てしまったり、土曜日に大量の洗濯物を片づけたりしていました…。
次を決めずに退職すると、一気に時間的余裕が生まれます。
多忙のあまり、乱雑になっていた生活を一度すっきりと整えて、 旅行に行くもよし、先送りにしていたタスクを片づけるもよし、ずっとやってみたかった習い事をやるのもよし。 好きに過ごしてみることができます。
心に余裕を取り戻すことで、次のキャリアに良い影響をもたらすことができるかもしれません。
3.選択肢が広がる
会社員は、周辺環境も自分の視野も「会社員視点」になりがちです。 自分のキャリアを考える日々というよりは、明日のタスクにどう取り組むか…といったことに頭を使う日々です。
しかし、次を決めずに退職すると多様な選択肢が自分にとって「あり得るもの」になります。「アルバイト」でも「学生」でも「起業」でも「フリーランス」でも多様な働き方があるのです。
これまでは視野に入っていなかった選択肢を「あり得るもの」として認識することでこれまでより広い視野で次のキャリアを決めることができます。
20代新卒が次を決めずに退職するデメリット3選
1.金銭的リスク
次を決めずに退職すると、当たり前ですが収入がゼロになります。
減っていく一方の貯金口座を見るのは、なかなか不安になります。
早くアルバイトをして生活していかなければ…と焦る気持ちが出てしまう所ですが、 ここで解決策として挙がるのが「失業給付」です。
「でも失業保険って数日しか貰えないんでしょ?」と不安な方へ 解決策を後述します。
2.無職という肩書き
アンケートや会員登録でこれまでは、何の躊躇もなく「会社員」という項目に〇をつけていたのに次を決めずに退職すると「無職」という項目になります。
〇をつけるときに、なんとも「グ…!」という躊躇いが出ます(笑)
しかし、これは余計なプライドですし気にせずにいましょう。
これも、後半にてご紹介する解決策で解消することができます。
3.暇
メリットの方で「時間的余裕ができる」というのを挙げましたが、表裏一体で言い方を変えるとかなり「暇」です。
特に、地元や親元を離れて一人暮らしをしている方の場合、これまでは働きに出ていた時間帯に何も用事が無いうえに、周囲に人がいない状況が勃発します。
下手すると、「今日誰とも話していない…」なんてこともザラです。
そんな時間をどう捉えるのか、といった所ですが極端に孤独に耐えられない方は余計に精神的につらいかもしれません。
20代新卒が次を決めずに退職するときのオススメ解決策
職業訓練校に通う
職業訓練校とは、公的なハローワークが運営している求職者のための制度です。
様々なジャンルの中から、自分が目指すキャリアのためのスキルを無料で(!)学ぶことができます。(テキスト代は自己負担)
学べるジャンルの一例を記載します。
科目 | Webデザイン、エンジニア、調理師、栄養士、医療事務、自動車整備、パソコンスキル、造園、建築、介護など |
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かなり幅広い選択肢があります。
職業訓練校に通うメリットは主に下記3つです。
- 新しいスキルを身に着けられる
- 失業給付金の期間が伸びる
- 学生という状態
中途採用で受けるにはスキルが足りないし、新卒では無いし…というなんとももどかしい第二新卒。
そんな第二新卒だからこそ、一度退職したタイミングで職業訓練校に通い、新たなスキルを身に着けたうえで転職活動をすることがおすすめです。
新しいスキルを学んでいた期間であることを面接でもアピールできれば、無職期間だなんて思われません。
また、職業訓練校に通っている期間中は、「失業保険の給付期間が延長になる」というメリットもあるので生活ができない…といった不安にさいなまれることがありません。 とはいえ、会社員時代ほどの収入は無いのでしっかり自己管理しましょう。
さらに一応、職業訓練校の「学生」となりますので アンケートや会員登録で「無職」に〇をつけることに抵抗のある人は 逃げ道ができます。(嘘ではないですからね)
職業訓練校の詳細についての詳細は、お住いの地域のサイトを確認してみてください。
【職業訓練公式サイト参考】
- 東京都 東京労働局 職業訓練について
- 神奈川県 神奈川労働局 職業訓練について
- 千葉県 千葉労働局 職業訓練について
職業訓練校の注意点
12か月以上雇用保険がないと失業給付金が受けられない
これは、「失業給付」を受けながら職業訓練を受講する場合です。
「離職した日以前2年間に被保険者期間が通算満12か月以上あること」が給付の条件となりますので、これを満たしていない場合は収入面が少し辛いかもしれません。
※上記を満たしていない場合は、教育訓練給付金の申請をすることで月10万円の受給をしながら通うことができます。こちらは、条件がさらに厳しいのでハローワークに問い合わせてみましょう。
ハローワークへの相談は早めに
職業訓練校は、「求職者」のための制度なので誰でも受講できるわけではありません。 事前にハローワークに求職相談を行っている必要があります。
さらに、職業訓練の募集は常時行っているわけではなくその地域によって、「〇月開講」などがあります。
応募に乗り遅れないように、ハローワークに早めに相談しておくと良いでしょう。
筆者の場合は、在職中の有休消化期間にハローワークへ行き「Web業界に転職したくて、職業訓練校に通って求職活動がしたい」と相談しました。 開校の1か月前だったので結構ギリギリでした。 是非、参考までに…。
まとめ
さて、今回の記事では「ヤバくない!20代新卒が次を決めずに退職するときのオススメ解決策 」をお届けしました。
次を決めずに退職することには、メリット・デメリット両側面ありますがそれらを考慮したうえで自分にとって最善の選択をできると良いですね。
デメリットを打ち消す解決策として「職業訓練校」の活用についても書かせていただきました。
筆者自身がこの選択をしていますが、本当に良かったと思っていますので是非参考になるとうれしいです。
職業訓練校の面接や概要について気になる方は下記の記事もチェックしてみてください。